第六回北海道勉強会

2019年1月23日、霞が関ビル31Fリベラ㈱会議室をお借りしまして、第六回なまらいいんでない会北海道勉強会が開催されました。

これまで、5回にわたり北海道に関連した様々な話題を10件お届けしてきましたが、今回は近代北海道の原点ともいうべき、「サッポロビール事始め」ということで、もちろん満席です。

サッポロビールのすべてを知り尽くし、現在も多くの講演等でご活躍なさっているサッポロビール文化広報顧問の 端田 晶(はしだ あきら)先生に、今回はワンテーマでたっぷりお話しいただきました。

お話しは、サッポロビールの歴史などに対してわれわれが通常持っている浅薄な知識や思い込みを粉々に砕いてしまう壮大なスケールと深い内容でした。

日本が欧米による植民地化を防ぐために文明国度を示す必要があり、その重要な要素の一つがビール製造であったこと。つまり、国策としてのビール製造が決まるまでのいきさつ、そしてその場所が北海道に決まるまでのいきさつと様々な登場人物。初めてお聞きする目からうろこの内容目白押し。しかも、北海道を思う我々道産子の心情に誇りを植え付けてくださるものでした。端田先生の巧妙な話術に参加者の心はくぎ付け、素晴らしい勉強会となりました。

講演後恒例の懇親会では、通常他社ビールを扱っている店舗と交渉、サッポロボールホールディングスの栗原様にご尽力いただいて、サッポロ生ビールをサッポロビールのカップで乾杯! 端田先生を囲んで夫々のサッポロビールに対しての思いと思い出を時間いっぱい熱く語り合いは続きました。

 

*端田先生の著書、「ぷはっとうまい 日本のビール面白ヒストリー 大日本麦酒の誕生」(雷鳥社)を読みました。最高に面白く勉強になる内容です。喋りたくなる衝動が抑えられなくなる内容です。ぜひお買い求めください。