姥神大神宮渡御祭(江差町)

 人口7,956人。かつては1万人を優に超えていた。2014年5月JR江差線惜しまれながら100年の歴史に終止符を打ち、廃線となった。追分と北前船、ニシン漁の歴史の町江差。

 

 その江差に年二回、古の熱気がよみがえる。

 55年続く江差追分全国大会と370年の歴史を誇る蝦夷地最古の祭り姥神大神宮渡御祭。

 

 毎年8月9日~11日に行われる姥神大神宮渡御祭は、北前船で伝えられた京都の文化が花開いたように、豪華絢爛。宝永年間製造と言われる13基の山車が街を練る。

 

 町内練り回し日中の見どころは、上り坂だ、1t以上もあろうかと思われる山車が 掛け声と共に一気に駆け上る。

 中には一気に登り切れずに苦戦するものもある。引手と押手の根性と聴衆のはやしが一緒になって山車を押し上げる。

 次々と挑む山車に見てる方が力が入り疲れる。

 

 疲れた後は、なんとも愛すべき北の居酒屋で夕方までつなぐ。

 

 夜は祭りの表情が一変する。一気に囃子のテンポが変わり、灯が入った山車は夜空に浮かび、まるで違う祭りを見ているようだ。

 

 祭り終盤、13基の山車が勢ぞろいしてのお囃子合戦は壮観!

 夏の夜空、鴎島の頭上に浮かぶ北極星にも届いているだろう。

 なぜかわからない。訳もなく眼頭が暑くなる。北の祭りには内地以上に夏への想いが強く出る。

 

 朝から大人と一緒に主役のつもりで祭りを盛り上げてきたのだろう、ぼくちゃんもついに限界。

 

 夢の中でもお囃子が鳴っているだろうか、あるいは屋台が浮かんでいるだろうか。

 

江差町HP