2007年 鹿島の海は荒れていた。
三角波に乗り上げたのか、座礁か、大型鉱石タンカーが文字通りの「真っ二つ」。
3.11で津波の恐怖は身に染みたが、通常の身近な海岸でも、波はいつでも牙をむく。
鹿島港外、北浜沖に突然息をのむ光景があらわれた。この年、同海域では2隻のタンカーが破壊されている。幸い船員の生命が失われたという記事は見ていないが、タンカーの命はここで尽きた。
全国各地からサルベージ船が多数終結、タンカーの残骸が完全に処理、姿を消すまで1年では終わらなかった。
海の脅威をたっぷりと、42枚の写真でご覧いただこう。