第三回北海道勉強会

 4月と言うのに25度を超える夏日となった4月12日、霞が関ビル31F 皇居の新緑を見下ろせるリベラ㈱様の会議室をお借りして、第三回北海道勉強会が開催されました。

 定員30名の会場いっぱいの皆様にご参加いただき、北海道のソウルフード成吉思汗、屯田兵から始まる北方防衛の歴史という、北海道の文化、歴史のコアの部分についての講義です。

 

 第一部は、北海道大学名誉教授服部先生による「北海道とジンギスカン」。

 戦後繊維業界の羊毛から化繊への変化が、成吉思汗を生む背景となり。一時は国家的なプロジェクトとして、羊肉の食用化がなされたようです。農協や自治体、松尾ジンギスカンやベルのたれ等の企開発や販促、札幌大金畜産のロール肉技術等々、成吉思汗がソウルフードになった裏には色々な人々の努力があったということです。

 北大キャンパスでのジンパのエピソードは学生の自由、北海道の大らかさがうかがえるものでした。

 しかし、残念ながら、今や国産肉のジンギスカンはほぼ皆無、ニュージーランド、豪からの輸入に支えられているということ、再び北海道各地に羊の鳴き声があふれるようにしたいものです。

 癌の闘病中にもかかわらず、60分フルに講演いただきました服部先生、本当にありがとうございました。

 

 第二部は、兵庫県出身ながら真駒内の第11旅団長を最後に退官された、元自衛隊の吉田先生による「屯田兵から自衛隊へ」。

 屯田兵の成り立ちと、初期の過酷な暮らしぶり。重機も無い時代、木の切り株がそのままいたるところに残った水田の風景写真、先人の命の上に今の快適があること、改めて身に沁みます。そして、屯田兵制度の誕生が「西郷どん」と結びつくとは驚きでした。

 永山武四郎の時代、世界の戦争に巻き込まれていく中での国防強化から屯田兵が自衛隊へと変化していった過程、サハリンで見た朽ちた上陸記念碑を思い出します。

 現在自衛隊が最も多いのは北海道。海外派遣や諸島防衛等、自衛隊の主要な役割は北海道の自衛隊を除いては考えられない。昔も今も北海道が国防の中心にあるのだということがよくわかりました。

 

 講演後、霞が関ビル1F檸檬にて、講師の両先生を囲んで懇親会が行われました。紹興酒のボトルがあっという間に空になる皆さんのノリで、講演を受けての話が弾みました。

両先生、皆さん、本当にありがとうございました。

 

 尚、今回は服部先生、吉田先生のご許可をいただき、講演スライドをPDFにてご覧いただけます。

 

 

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