安来節(泥鰌掬い)。 島根県安来市にある安来節演芸館、桟敷、花道、二階席のある素晴らしい劇場である。福岡飯塚の嘉穂劇場を彷彿させる。

かつて安来節は全国を席捲していたそうで、当時から演芸のメッカである浅草木馬館にて常演される程であった。館内で、当時の新聞記事を見ることが出来る。

この日ナイスタイミングで安来節名人 一宇川 勤 さんの踊りを観ることが出来た。素晴らしい! これは研究努力の賜物だ。一つ一つの動き、表情に意味がある。

30分程のステージでは、一宇川名人以外に、銭太鼓、鼓のお囃子、謡いとそれぞれ名人が出演する。いやーお見事。

ここは聴衆参加型。御客も泥鰌掬いに挑戦する覚悟が必要だ。「どうせ来たなら踊らな損損」。

泥鰌掬いは「歩き3年、笑顔10年」といわれる。まず中腰で弾まないように歩くのがなかなか難しい。さらに難しいのが、魚籠の中の泥鰌を覗いて嬉しそうにほほ笑むのだがひきつってうまく笑えない。

名人の厳しい指導をいただき、長きにわたる(5分ほど)修行の末、一緒に舞台に上がった3人の親子とともに、名誉ある「ちょこっと名人」の称号をいただきました。

安来節 素晴らしきかな 腰つき 笑顔。